ナワシロイチゴクキコブフシ

 イチゴウロコタマバエによって、ナワシロイチゴの枝に形成される虫えいで、枝の片側または全体が半楕円、楕円、紡錘状など不整形に肥大する。表面は平滑で赤褐色をおび、成熟したものは表面にひび割れを生じることがある。大きさは長さ7〜20mm、直径6〜9mm、成長期の虫えいの内部は漿質で1〜数個の幼虫室があり、それぞれ中に橙黄色の幼虫が1匹入っている。3齢幼虫の胸部には基部まではっきりと確認できる茶褐色の胸骨がある。胸骨の基部はやや鏃状で、先に翼があり4角状。

[虫えい形成者]
 イチゴウロコタマバエ タマバエ科 Lasioptera rubi

[生態]
 3齢幼虫が虫えい内で越冬し、翌春蛹化、5月〜7月上旬にかけて羽化が続く。虫えいは当年枝に形成され、10月には3齢に達するが、詳細は不明。

[関連寄主植物] ナワシロイチゴ、ウラジロイチゴ、クマイチゴ、エゾイチゴ
[虫えい異名] イチゴクキコブフシ、イチゴコブフシ、ナワシロイチゴクキフシ
クマイチゴエダフシ、エゾイチゴコブフシ

寄主 ナワシロイチゴ
虫えい
2014.10.26/旭川市
虫えい
2014.10.31/旭川市